パラオの住人に聞く 2 熱帯果樹園 小松さん
パラオ共和国農産業開発株式会社の代表取締役・小松社長と言うよりは、熱帯果樹園の小松さんと言えば皆さんお分かりいただけるのではないでしょうか?
今回の『パラオの住人に聞く』は、その小松さんへのインタビューです。

熱帯果樹園を訪れ、事前にお渡ししたインタビュー内容への回答となる原稿を見てとにかく驚きました。回答が多く、力強くストレートな内容、文だけで圧倒される勢い。
それだけ、パラオに寄せる思いが強いと感じました。
そんな感じなので、どこから何を聞いたらいいのか・・・、悩みましたよ・・・。
・・・富士フィルム・・・
そういえば以前うかがった時、富士フィルムに在籍中、色々と写真で賞をとったと聞きましたが・・・
あー、朝日グラフとかで色々と賞をもらったよ。
見せていただけますか?
あ、いいよぉ!
えー!!!!!すごい
そうでしょ。存在感あるでしょ。
ちょっと色褪せちゃったけどね。
かっこいいでしょ。
ブラジルにいた時、車を走らせてたら、
たまたま会ってね。
"写真撮らせてくれぃ!"
って頼んで撮ったのがこれ。
うむむ、写真はその人を表すと私は思っている。
やはり写真のこのパワー、存在感は小松さんそのものだと思いました。
富士フィルム天然色フィルム現像所の設備建設、指導、写真の普及を目的に35年前、
ブラジル渡った小松さん。
ただ、合っていたんだろうね。最初は出来なかったけど、週3回習って、そのうちに意味はわからないけど、新聞が読めるようになった。
あの日本人変だ、すごいってよくいわれたよ。
その頃のブラジルでは話せても読める人がほとんどいなかったから。
なるほど、識字率が低かったんですね。
6ヶ月過ぎた頃にはポルトギースで、商談まで出来ようになっちまった。
英語はあんなに苦労したのに・・・
ブラジルにいた頃は小松さん専属のモデルもいたそうです。
また、1200Km離れたイグアスの滝まで、車を走らせ、写真を撮りに行ったこともあったとか。とにかくスケールが違う。
ブラジルから日本に帰った後、研究開発からパッケージにいたるまでの、商品の一貫製造をにかかわる仕事をした際に、特許の面白さを知ったそうです。
その経験を生かし、今ではグアバの成分を壊さない製茶製造方法の特許を取得、長年の成果が報われ喜びもひとしおとのこと 。
今現在、パラオ共和国農産業開発株式会社ではグアバ茶、ノニ茶、天然塩をはじめ、商品販売数は30種にのぼり、なんと開発中の商品は69種・・・、今後はさらに100種類を越える特産品を作りたいそうです。
夜中の2時におきて、そこから、開発に取り組む。
その時間がご自身にとってとても重要な時間だと言います。

生来の技術者である小松さんらしい発言ですね・・・
とにかく、考えて、新しいことを発見するのが大好きらしい。
"同じ失敗をしなければ、前に進むでしょ!"
同感です。
パラオのどんなところが好きですか?
1 満月の月明かり、無数の夜の星空、澄み切った青い空、エメラルドの海、果樹園敷地内の
緑・自然、野鳥ののどかなさえずり等、皆好き。
友人が日本から訪れてくれた時、ほとんどの人たちが、開口一番に"良い所ですね"
といってくれる。
これだけのすばらしい眺めがあれば、本当に充分だと思います。
2 パラオの気候が好き
外は暑いけど、室内の冷房を強くした涼しさが心地よい。
3 日本のようにアクセクしていないところが大好き、全て自分のペースで進められる。
4 多少の技術、知識、努力があればそれなりに物造りが出来ること。
5 パラオの国民のほとんどが日本人ビイキなところ。
6 パラオ人の高齢者と日本語で色々な事の話が出来て、意思疎通が図れること。友達も多い。
7 パラオ語の中に時々日本語の単語が出てくる、とても親近感を抱く。
パラオのどんなところが嫌いですか?
1 政府が他国に資金援助の依存性が強すぎ自立しない。
2 もっと日本人同士が仲良く暮らしたい。
かなりストレートな意見ですが、これは全てやりたいこと、伝えたいこと、言いたいことに繋がっているんですね。
やりたいことは?
1 パラオの特産品を100種類以上造りたい。(一生涯現役)
2 日系パラオ人の高校卒業者にパラオの物造りを伝授したい。
3 パラオ人は日本語、日本人はパラオ語のグループを作り楽しい時間をすごしたい。
4 建物の屋上に黒色の耐熱ホースを張り巡らせて、太陽熱利用の野天風呂を作りたい。
結構、お湯って熱くなっているんですよね。私達も家で太陽の熱を利用して、
ペットボトル黒く塗ってシャワーに使っています !!
電気代高いからさ。知らなかったんだよ、温熱器のブレーカー落とすって・・・。
やってみたらすごい節約になった。早く作りたいんだよね。(野天風呂)
そうですよね。温熱器の電気代ばかにならないですよね。
パラオ×パラオの印象について
初めて知った。
よくわからないが、外国で一生懸命に生きている日本人の紹介には何時でもご協力いたします。
ありがとうございます!!
伝えたいこと
1 自分を捨てて、仕事に関係ない地域社会の人達と出来る限り接触して、話をするように
心掛けると、同じ人間なので、意外と道が開けると確信している。
2 日本人の観光客の増加、移住者の増加等、人が増えれば、国が栄える、
"日本人観光客、及び移住者に魅力のある観光地パラオ" を提言し、
機会があるたびに伝える努力をしている。
言いたいこと
パラオで苦労している日本人に、よりよいパラオでの生活環境が出来るよう、各方面からの協力体制を望みたい。

おおらかで豪快。
そして、とことん突き詰め、よりよいものを追求している小松さん。このエネルギー、パワーにいつも圧倒され、いつも感動してしまいます。だから、小松さんの周りに人が集まってくるのだなぁと改めて思いました。本当にありがとうございました!!
パラオ熱帯果樹園には滝ツアーなどで立ち寄ることが出来ます。
・お名前 : 小松資明さん・1935年生まれ
・会社名 : パラオ共和国農産業開発株式会社(熱帯果樹園):代表取締役
・パラオ在住歴 : 15年
