ギンパラ?キンパラ?
今回のレポートは鳥に関するお話です。
パラオといえば『綺麗な海』、『ダイビング』というイメージが強いのですが、パラオは鳥の種類も豊富で固有種もいます。
少ないながらも、バードウォッチングを目的にこられるお客様もいるのです。
カヤックのツアーやバベルダオブ島のツアーに参加したことのあるお客様であれば、パラオに生息する鳥たちをより身近に観察する機会を得られた方もいることでしょうね。
なぜ鳥が多いのか?ご存知の方いらっしゃいますか?
『そりゃーあれだけ自然豊かなんだから、鳥がいても当たり前だろう』 はい、これも正解。
『餌となる魚がたくさんいる』 これもまた正解。(海鳥に関しては)
バベルダオブ島のジャングルをはじめ、その南側に点在するロックアイランドの島々。
この環境は鳥たちにとって格好のすみやすい条件が整っているのです。
木々に覆われ、自然豊かなロックアイランド、ここには鳥たちの天敵となる大型の生き物はほとんど生息していません。
さんご礁が隆起してできた特殊な環境のロックアイランド、この環境が鳥たちにとっては格好のすみかとなっているのですね。
ずいぶん前振りが長くなってしまいましたが、今回の主役はパラオの固有種や水鳥、海鳥ではなく、パラオの街中で皆さんも簡単に見ることができるキンパラのお話です。
写真左が大人の固体で、右側は巣立ち直前の雛の姿です。

一般的には、草むらや草原で巣作りをするといわれています。
しかしこの写真は、人通りの多い建物脇にある植え込みに巣作りをした『キンパラ』の写真。
多分、巣作りに適した植物があるからなのでしょうね。
この植え込みには他にもたくさんの『キンパラ』が同じように巣を作っています。
人間が巣に近づきすぎると、子育てを放棄してしまう鳥もいますが、この『キンパラ』はまったくお構いなし。
巣の中で成長する雛の姿を僕が毎日のように観察しても、親はちゃんと子育てを続けていました。
巣立ちの準備を雛がしている際、親鳥(他の成長した個体も)がそばで見守っている姿を観察することもできましたよ。
巣立ちを終えた雛たち、数日間は行動範囲がまだ狭いのでしょうね。
巣のそばで、少し飛んでは休憩する。
そんな姿を見ることができました。(この状況はまだ巣立ちを終えたとは言わないのかも知れませんね)
何気ない普段の生活の中で自然を身近に感じられるパラオ。
皆さんも視野を広げて色んなパラオを見てください。
よりパラオのことが好きになりますよ!
そして何より、日本の自然にもきっと目が行くことでしょう。
追伸
このキンパラ、僕はずいぶん長いこと『ギンパラ』と呼んでいました。
パラオではじめて買った図鑑に『ギンパラ』と記載があったのでね。
もともと鳥に興味があったわけではなく、パラオへ来て、この自然にふれあい、鳥に興味を持ち始めました。
今回のレポート掲載にあたり、インターネットを使い『ギンパラ』を検索してみると・・・、何かおかしい・・・、パラオいる『ギンパラ』と色の入り方が違う?
そんなわけで、ネットと格闘すること数日、得られた回答は、『キンパラ』。
以前『キンパラ』は『ギンパラ』の亜種として扱われていたそうですが、いまは『キンパラ』としてきちんと分類されているそうです。
生き物の世界は複雑ですね。
