パラオ在住者、元在住者、パラオ関係のお仕事の人、パラオを愛する人々によるパラ×パラオリジナルコラム

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イビングガイドの私がパラオで一番好きな魚は「マンタ」です。なんちゃらウオ とツウでかっこいい返答をしたいのですが、マンタを見た時に一番幸せを感じます。マンタですよマンタ!ガイドでもやっぱりマンタです。パラオのガイドブックには必ず登場するあの大きな黒いエイです。よく思うのです。パラオに来る一般ダイバーたちにとても重要な課題はマンタが見れたか見れなかったか。必ず見られるものではないのですが、マンタはダイバーを幸せにするなあと・・・。マンタのいいところは動きが優雅なところ。ダンスをするように水中を泳ぐ。あれはきれいでしょう。ダイバーでなければあの動きは見られないのです。写真ではわからない。そして、マンタには多少こころがあると思います。魚ですが、一般の魚より動物に近い。気持ちがいいとうっとり目をつぶります。子供のマンタはやんちゃでメチャクチャに泳いだり、意味なくグルグル回ったり、ダイバーを覗いたりします。
2007年2月に本当にあった話ですが、うちのパラオ人ガイドセクセイが、ジャーマンチャネルでマンタのクリーニングを見ていた時、開いたマンタの口(上あご)にカジキを釣るサイズのトローリングのルアーと糸がささって垂れ下がっていました。野生児セクセイはマンタの背後から近づいて、ルアーをひっぱってはずそうとしたけれど、針がくい込んでとれなかったそうです。マンタはビクビクッと暴れて頭ヒレを丸めて一度逃げました。しばらくしてまたクリーニングに戻ってきたので、セクセイは再び上から近づき、今度は水中ナイフを持って針がくい込んでいる口の肉を切って外そうとしました(親知らずを抜く手術のように?)。マンタは最初はびっくりしてまた頭ヒレを丸めましたが、そのまま我慢するがごとくとどまり、次第に頭ひれを垂れて(リラックスしている証拠)針を外してもらうのを待っているのです。きっとマンタは針が嫌だった、そしてセクセイが外してくれる、ということを分かっていたようでした。針はついに外れてマンタは嬉しそうに見えました。この様子は15分くらいに渡って、外人ゲストの簡易ビデオに残っています。その後このマンタはジャーマンチャネルのマンタ根にしょっちゅう登場し、なんとダイバーの顔を一人一人覗きこみながらゆっくり泳ぎ回ります。セクセイを探しているのかも!というのは私の勝手なロマンスですが、ジャーマンチャネルによくいる、若めのブラックマンタがそれです。2007年3月以降毎日のようにいたから、見かけたり写真に撮ったお客さんもたくさんいることでしょう
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マンタは必ず見られるものではありませんが、概して冬のほうがコンスタントに見られる確率が増します。
1−3月のベストシーズンだと、数日潜ればだいたいのお客さんは見られる気がします。
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東出陽子 |

